1.出来形査定の目的

工事の融資対象額を算定するため、工事が完成したと認められる部分の9/10を融資する

2.融資対象金額

請負代金額1000万円・出来形60%の場合は180万円

((請負代金額×出来形率)-前払額(全額))×9/10

-前回までの借入金の合計額

-当工事の当初融資を受ける以前の部分払い受領済額

  前払額 400万円 600万円<1>

  前払額 400万円 600万円<2>(<1>×60%)

  前払額 400万円 200万円<3>(<2>-前払額) 

  前払額 400万円 180万円<4>(<3>×9/10)

(参考)県の部分払い制度

10,000千円×0.6×((9/10)-(4,000千円/10,000千円))
=5,400千円 - 2,400千円
=3,000千円

3.出来形査定の手段

(1) 組合が査定 現在伊那支部にて実施中

(2) 外部に委託する 連合会では、(財)長野県建設技術センターに委託、なお、委託料は融資利率に含まれている。

4.(財)長野県建設技術センターに委託する場合の流れ

(1) 出来形査定外部委託申請書(様式1)1通を提出する。

  (北信建設事業協同組合→長野県建設事業協同組合連合会)

(2) 査定期間は、1週間から10日間

(3) 現場代理人立会いのもと、技術センターの職員が現地で査定。

(4) 出来形の査定結果を通知する。

  (長野県建設事業協同組合連合会→北信建設事業協同組合→元請負人)

(5) 元請負人は査定結果を基に、借入申込書等を作成する。